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How might we? の考え方

How Might We とは

How Might We は、「私たちはどうすれば〜〜できるか」という形式で、解くべき課題を定義する方法です。具体的な解決策を考えるアイディエーション前にぴったりのメソッドです。

良い How Might We Question の条件

良い How Might We Question の条件は、2つあります。

  • 課題が解決できそうな程度の広さであること
  • 解決策が特定されすぎない程度の狭さであること

例えば、次のような文脈の問題があったとします。

Olivia は、2歳の Luca の親。Luca は自分で自転車に乗れないので、Olivia は一緒に自転車に乗れる方法を必要としている

この時、このような課題定義では、広すぎです。

私たちは、子供が大人と一緒に自転車に乗れるシートをどのようにデザインすべきか?

逆に、このような課題定義では、狭すぎます。

大人の自転車に取り付けられる安全な前向きのシートを設計して、大人が漕いでいるときに子供が乗るか寝るかを選択できるようにするにはどうすればよいか?

How Might We Question の考え方

ユーザーの Darren が直面しているこの問題について考えてみましょう。

Darren はコンサートの観客で、チケットを失くさずに管理しなければならない

1. 良い面を伸ばす

問題の中にあるポジティブな要素を、どのように解決策として利用するかを考える

チケット管理を友人同士の楽しい競争にするにはどうしたらいいだろう?

2. 反対を探す

逆の問題をどうやって解決するかを考える

どうすればチケットを失くす方法を作れるか?

3. 現状を変える

プロセスをガラリと変える方法を考える

紙ではないコンサートチケットを作るにはどうしたらいいだろう?

4. 視点を部分的に分割する

これは特に、長くて複雑な問題に役立ちます

観客がチケットを紛失しないようにするにはどうしたらいいか?
紛失したチケットをセキュリティチームが処理しやすくするにはどうしたらいいか?

5. 悪い部分を取り除く

問題のネガティブな部分を完全に取り除くにはどうしたらいいかを考える

チケットがなくてもコンサートに参加できるようにするにはどうしたらいいか?

6. 形容詞を変える

ネガティブな形容詞を、ポジティブな表現に変えてみる

コンサート会場への入場が楽しくなるにはどうしたらいいか?

7. 前提を疑う

必要だと思われるプロセスを削除したり、変更したりする

コンサートでのセキュリティチェックのプロセスをどのように削除するか?

8. 想定外のリソースを見つける

他のリソースによって、問題が解決できないか考える

紙ではないコンサートチケットを作るにはどうしたらいいだろう?

個人的に思うこと

自分でも何度かやってみて、How Might We は日本語をメインで使っている人間にはあまりそぐわないメソッドだなと思うところがあります。

ただ、How Might We を使うかどうかに関わらず、アイディエーション前に、課題の視点洗い出し・捉え直しと優先度付けを行うことはとても大事だと思っています。これをしっかりやるかどうかで、アイディエーションの質がかなり変わってくる感じがします。